モーターとモータ どちらが正式ですか?
規格においては、JISで規格票の様式及び作成方法を規定しているJIS Z 8301において、以前はモータ(ー)に限らず、外来語の表記について、その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けないと規定されておりましたので、JIS、JEM規格などでは、基本的に長音符号を付 けておりませんでした。
しかし、2019年に改正されたJIS Z 8301でこの規定が削除され、外来語の表記は、主として“外来語の表記(平成3.6.28 内閣告示第2 号)”に よる。に改められました。 上記内閣告示では、英語の語末の‐er,‐or、‐arなどに当たるものは、原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。 ただし、慣用に応じて「ー」を省くことができる。 と定められておりますので、今後は、原則は長音符号を付けることになりま すが、慣用に応じて長音符号を省いたものも使われることになります。 なお、JIS Z 8301では、別途、外来語を片仮名書きで用語として採用することは、それが一般的に受け入れられているものでない限り避ける。 という規定があるため、旧来製品では、“モータ(ー)”ではなく、“電動機”を 用いている規格も数多くございます。 |